日本全国からバイカーが集まるいろは坂

いろは坂は栃木県日光にある峠道です。
道の作りから、スピードを出して走る場所ではなく、走りごたえの高さから日本を代表するワインディングロードとされています。
関東のみならず、全国のライダーが一度は走って見たい場所としてあげるくらい有名な峠道なのです。

いろは坂の魅力はその道のカーブの多さと急勾配です。
名前の由来は第一いろは坂と第二いろは坂のカーブが合計で48個あることにちなんでいます。
車体をひらひらとバンクさせながら、体にかかる負荷や地面をこするような感覚は他の場所では味わえないものです。

登っている途中も景色の美しさを楽しんだりカーブにある文字を読みながら進んだりして楽しむことができます。
しかし初めての時はそのような余裕がないことも多いです。
あまりに周囲に気を取られてしまうと事故になりますから、運転に集中しましょう。

たまに見える景色や空気の薄くなる感覚でだんだんと登ってきた感覚をつかむことが多いです。
このような感じ方をするツーリングの山登りも他では味わえないもので、いろは坂の醍醐味といっても過言ではありません。
景色が見えないから楽しめないわけでは決してなく、五感でそのワインディングロードが体感できるのです。

いろは坂での立ち寄りスポット

いろは坂に行ったならば、観光も楽しみたいものです。
中でも日光国立公園内にある中禅寺湖は日本一標高の高い場所にある湖で周囲が25キロメートルもあります。
遊覧船やボートで楽しむこともできますし、一泊できる場合にはここでのキャンプも可能です。
日帰りの人も、下る前の休憩スポットとして、湖を眺めながらのんびり過ごして英気を養いましょう。

また、宿泊の際には鬼怒川をはじめとした温泉地が近くにあります。
そのような場所で温泉と観光とを楽しむのもオススメです。

紅葉の季節でなくても楽しめる

いろは坂といえば紅葉の絶景スポットとしても有名です。
そのため、多くの人は秋に訪れることを考えるのですが、この季節はやはり人気で混雑します。
渋滞をすることもあるので気持ち良く走るということは少し難しくなってしまうのです。

そこでオススメなのが青紅葉を楽しむ方法です。
夏場の青々と生い茂る紅葉も美しく、普段の森林とは違った美しさを感じられます。
夏場であれば寒さの心配も少ないので、運転に不安な人には特に夏場のいろは坂ツーリングがオススメです。

また、いろは坂は高地であり寒さも厳しいために積雪があり、冬期は完全に閉鎖がされてしまいます。
春も雪が溶け始めると雪崩が起こることもあり、春頃になっても通行止めで道路が一時的に封鎖されて戻らなければならなくこともあるのです。
その点でも確実に道路が走れる状況である新緑シーズンのツーリングはオススメできます。