牛タンや伝統野菜が有名な宮城県のツーリングスポットを紹介

県北エリアの湖沼・伊豆沼、花山湖、鳴子温泉

東北の日本海側に位置している宮城県は、東北六県で最大の都市である仙台市を有する場所です。
仙台駅周辺は都市部として大きく発展している反面で、郊外には荒々しさを残す自然の景観を多くのぞむことができます。

県北エリアの観光スポットとしてはまず点在する湖沼群があります。
宮城県の北部エリアは水鳥の生息地として国際的に重要な場所として制定をされており、ラムサール条約の登録地です。
大小様々な湖沼が存在しているものの、特に有名なところとして伊豆沼・内沼や蕪栗沼や化女沼といったところが挙げられます。

伊豆沼はJR東北本線の新田駅の近くにあり、国道398号線から県道36号線に入ることで到着します。
伊豆沼のすぐ近くに内沼という小さな沼もあり、この2つは日本でも有数のハスの花の名所です。
シーズンは7月下旬~8月末くらいまでで、この時期には遊覧船で沼を周遊することもできます。

花山湖は宮城県の土木事業の一つとしてよく知られるスポットで、大規模なダム施設が設置されている人工湖となっています。
釣りやカヌーなどアウトドアにもよく使われており、ツーリングキャンプ地としても人気があります。

同じく県北にあるスポットとして鳴子温泉も有名です。
鳴子温泉は山形県との県境に近い内陸部に位置しており、国道47号線より訪れることができます。
周辺には川渡温泉や中山平温泉などもあり、複雑な地下道を通って湧き出る源泉は近くの温泉宿でもかなり性質が異なるという非常に珍しい場所となっています。

海鮮料理が名物の港町・気仙沼

宮城県気仙沼市は太平洋側に位置する三陸海岸を代表する港町です。
宮城県の北端に位置しておりすぐ隣が岩手県との県境という位置にあり、内陸にぐっと入り組んだ形となっている独特の地形が特徴となっています。

気仙沼はフェリー乗り場や漁港があり、観光地としてもかなり有名であることから東北エリアを訪れるツーリングライダーにはほぼ定番の場所です。

特に海産物が有名で、気仙沼の牡蠣や気仙沼メカジキ(通称:冬メカ)など冬の時期に特産となる魚介類が人気の場所です。
旬の魚を求めるなら気仙沼魚市場がおすすめで、気仙沼港でその日にとれた魚がそのまま販売をされています。

日本三景の一つ松島

松島といえば平泉と並ぶ絶景スポットであり、日本三景の一つにも数えられています。
特徴はリアス式海岸による大小さまざまな島の浮かぶ眺めで、高台から眺める景色はまさに日本を代表する景観といえる素晴らしいものです。

場所は仙台市からやや北上した太平洋側で、松島湾のちょうど中央に面する形で松島町があります。
三陸自動車道の通り道でもあり松島大郷I.C.もしくは松島北I.C.で下りて海岸線に向かうことで絶景スポットに到着します。