世界自然遺産がある秋田県のツーリングスポット紹介

秋田と岩手の県境に位置する八幡平(はちまんたい)

八幡平は、本州北部のちょうど中央部分にある標高1,613mの山岳地帯です。
秋田県と岩手県の県境に位置している火山地域であり、台地状の地形は「アスピーテ」という全国的にも珍しい形状をしていることでよく知られています。

この八幡平の裾野の部分を東西に横断して走っているのが「八幡平アスピーテライン」で、周辺に山林が少なく高木もないということから開けた眺望でツーリングができるおすすめの道路となっています。

周辺地域は観光名所としてもよく知られていることから休憩場所やお店も多くあり、途中で適度に寄り道をしながら楽しむことができます。
山頂付近から見られる景色として、侵食によってできた湖沼も多くあることから少し変わった自然の雄大さを感じられるスポットと言えます。

秋田県から岩手県へと抜けることができる道路ということもあって東北一周のルートにもよく使用されており、八幡平を抜けるもう一つのルート「樹海ライン」とともに通行をする楽しみのある場所です。

日本海側にせり出す男鹿(おが)半島周遊

秋田県独特の景観として人気があるのが男鹿半島周遊ルートです。
秋田市を北上したところにある八郎潟は江戸時代から行われた大事業によって作られた干拓地として有名で、そのちょうど西側に位置しているのが男鹿半島となります。

海沿いの道路を走行をすることで日本海に面した快適な眺望を見ることができるのですが、特に途中にある入道崎灯台は景観の良さから大変人気があります。

灯台からさらに県道121号線から南に向かうと「八望台」という展望台もあり、こちらは周辺の干潟の景色を全方向で眺望できるスポットです。
秋田市周辺エリアに立ち寄るときに通ることができる道路であることから、日本海側縦断をするときにぜひ寄り道をしてもらいたい場所と言えます。

なお男鹿半島は東北でも有数のグルメスポットとしても知られており、人気の高い郷土料理のお店が並んでいます。
おすすめの場所としては「みさき会館」というオレンジ色が目立つ建物で、入道崎のすぐ近くにある海鮮料理のお店です。
カニ入りやわかめたっぷりのラーメンなど珍しい料理が多いので休憩場所として利用してみてください。

千秋公園、宝仙湖

走行中の景観のよさとして「千秋公園」や「宝仙湖」といったところもおすすめできます。
千秋公園は県の南部を走る国道7号線を、宝仙湖は鹿角市の中心部から国道282号線に入ったところにあるスポットで、周辺には秋田らしい自然風景が広がります。

千秋公園では秋田藩藩主であった佐竹氏の居城の久保田城の城跡を見ることができ、周辺には歴史を知ることができるスポットがいくつもあります。
春先の桜の名所としても知られています。