電動のズーマーに乗ってみたい

ホンダが中国市場向けに電動バイクを発表

中国では、免許を取得していなくても運転できる電動自行車が人気です。
電動自行車とは電動で動く自転車という意味の中国語で、大気汚染が深刻な中国では大気汚染の改善に役立つと国家も免許なしでの運転を認めています。

ホンダが発表した電動ズーマーは、最高スピードが25キロ以下に設定されています。
これは中国警察当局が事故を未然に防ぐために設けた規制で、中国では自転車扱いになるため、免許不要で運転できるようになっています。
残念ながら日本では原付バイク扱いになるため、無免許で運転することはできず、原付バイクと同じ手続きが必要になります。

これまでも中国では国内のさまざまなメーカーが電動バイクを発売していて、万一バッテリーがなくなってしまった場合でも、自走行できるようにペダルが設置されているものもあります。
これに倣う形でホンダが発売した電動ズーマーには、自転車のごとく走行用のペダルが装着されていて、ペダルを漕いで走行することも可能になっています。

日本市場で展開しているズーマーは50cc4サイクルエンジンのみの展開になっているため、中国市場で展開される電動ズーマーに注目が集まる形になりました。
電動ズーマーを中国市場で販売するというニュースが報道されると、ズーマーに乗ってみたい、どうして日本では販売されないの?といった意見がSNSを賑わせました。
やはり、日本で展開されないことに羨ましさを感じるズーマーファンが多かったのでしょう。

電動ズーマーは全部で5種類のカラーリングから選ぶことができ、ズーマーでお馴染みの丸目2眼のライトは継承されています。
しかもライトはLEDになっているため、これもかっこよさを引き立てる結果になりました。

他にも注目できるのが、豪華装備の数々です。
なんとクルーズコントロールが標準で搭載されているだけでなく、Bluetoothでスマートフォンと接続し、電池残量なども専用アプリで確認できるようになっています。
公式発表では、Androidスマートフォンにのみ対応しているようです。
スマートキーなどを含め先進装備が満載ということもあって、日本でも電動ズーマーに乗りたいと思っている人が多くいます。

日本では発売の予定はないが乗ってみたいでも願いは叶うのか?

ここまで注目を集める電動ズーマーですが、果たして日本市場での展開はあるのでしょうか。
報道では日本の道路交通法を鑑み、残念ながら日本での販売は予定していないということです。
今のところ電動ズーマーを日本で運転することはできないので、中国で試しに乗ってみるといった方法以外では運転することはできません。
将来的にホンダが発売してくれるのをまつしかないのが現状です。