スピード違反には要注意

気持ちよく走っていたらねずみ取りに捕まった

自然の中を快適に走行していたら、突然警官が道路に出てきて静止された、そのような経験はありませんか?
スピードを出しやすいところに警官が隠れて待機していて、スピードガンで速度超過を取り締まる、このような状況はさまざまな場所で発生します。
ねずみ取りは、事前に公開される場合や事前告知なしで実施されることもあり、私たちには予期できません。

ねずみ取りに捕まってしまうと、他の警察官が待機する場所に案内され、そこで取り調べが行われます。
よく言われるのが、「急いでいましたか?」とか「何か急用でもありましたか?」といった質問です。
もちろんこの質問に答える義務はありませんが、警察官からどれくらいスピードがオーバーしていたのか、証拠を提示されます。
スピードガンの測定結果やレーダーの測定画像を見せて、スピード違反であることが告げられます。

否定したとしても、すでに証拠があるので、回避することはできません。
超過したスピードに従って、違反切符が交付されます。
違反切符には青色と赤色があり、それぞれで違いがあります。
もし赤切符を切られてしまったら、結果としてはかなり痛い思いをすることになってしまいます。

どんな場合にスピード違反で取り締まりをするのか

交通事故が多発している区間や、スピード違反が頻繁に起きている道路などを中心に取り締まりが行われています。
それ以外にも白バイが道路脇で待機していて、スピード違反が確認されると、すぐに出動して検挙します。
他にも高速道路や一般道路にはオービスと呼ばれる速度測定器が設置されていて、法定速度をオーバーした車やバイクのナンバープレートを撮影します。
どう考えても警察は待機していない、と考えても、チェックされている可能性が高いのでスピード違反には重々注意しましょう。

違反切符を切られた場合のその後の対応

スピード違反で検挙されたあと、一般道路の場合は30キロ、高速道路の場合は40キロを超過した場合、赤切符が交付されます。
超えていない場合は青切符が交付され、後日金融機関などで罰金を収めることで刑事訴追は免除されます。

対照的に赤切符は刑事処分と行政処分が科されますので、後日裁判所から出頭命令が出され、簡易裁判等により罰金が科せられることになります。
この場合免許は一発停止となり、最低でも1ヶ月は運転できなくなります。
ちなみに赤切符の場合はその場で免許証が警察官に没収され、免許停止期間満了後に返却されます。

裁判では裁判官が罰金の金額を決めますが数十万円もの罰金になってしまうこともありえます。
どの場合も反則金は高額になるので、スピード違反には注意したいものです。