煽り運転の罰則強化について

悪質なバイクへの煽り運転

最近ニュースなどで、社会問題としても取り上げられているあおり運転は、バイクに乗っている人にとっても無関係の問題ではありません。
バイクに乗っている人が被害者となる事件も起きていて、ついには死亡事件も発生しているほどです。

社会全体としても煽り運転が非常に多発していますが、バイクのライダー被害者が増えているのはやはり気になるポイントです。

バイクへの煽り運転は、非常に悪質です。
特に、バイクに乗ったことのない車の運転手が増えているため、どんな煽り運転がライダーの心理に影響するか、危険な行動になってしまうのか?ということを、理解していない可能性があります。
また、残念ながらバイクそのものに嫌悪感を抱いている車の運転手も少なからずいるものです。

煽られないためにはどうすれば良い?

あおり運転は非常に悪質ですが、バイクに乗っている私たちも煽られないためにはどうすれば良いのでしょうか?
いくつか対策を紹介していきますので、参考にしてみてください。

もちろん、周辺の道路状況とあわせ安全を第一に自己判断で取り入れてくださいね。

道路の左側を走りすぎない

道路の左側を走るというルールは教習所などで強く言われることですが、あまりに左側に寄りすぎてしまうと後ろの車からの「抜いてもいいのかな?」という誤判断を招いてしまいます。
あまりに左側に寄るライダーは、煽られがちな傾向にあるでしょう。

煽られそうになったら、少し中心よりを走ることで存在をアピールし、追い越しをしてもらうために走っているわけではないと判断してもらいましょう。

周りの交通の流れに乗ろう

もちろんスピード違反はよくありませんが、車の流れに乗るということも事故を防ぐためには大切なことです。
ほとんどの煽り運転は、速度摩擦が道路上で発生する時に起きています。

バイクでの運転でも、周りの車と同じようなスピードで流れに乗り走行することで、煽られにくくなるでしょう。
そうは言っても、速度制限標識を飛び越えてあまりにもスピードを出したがっている煽り運転者には無理に合わせる必要ありません。

煽り運転の罰則とは?

煽り運転は非常に危険な行為とはいえ、今のところ道路交通法に具体的な定義や規定があるものではありません。
悪質なものに関しては危険性帯有者という扱いで免許停止処分を行ってきましたが、2017年に発生した東名高速道路上での煽り運転による死傷事故以降、警察庁も道路交通法の新たな規定を設けることに力を入れています。

ニュース報道などでは、煽り運転をすればすぐに免許停止処分になるといったイメージの報道がされていますが、新たに定められたのは道路交通法に具体的な煽り運転を定義し規制を設けていくことで、適切な処罰を下すということです。
今後の展開に注目です。