ヤマハ・セローの後継車が登場?!

ヤマハセローの後継モデルは海外で販売されている?

ヤマハの人気シリーズのセローは、2020年夏に生産終了になりました。
しかし海外を見てみると、セローシリーズの兄弟車種や後継者が販売されているのを知っていますか?
たとえば北米などで取り扱っているXT250はセロー250の兄弟モデルといわれていますし、WR155Rはインドネシアやタイなど東南アジアで販売しています。

しかもこの度、ヤマハはWR155Rの2024年モデルを発表しました。
そのような流れもあって、日本国内でもセロー250の後継機種待望論が盛り上がりを見せています。
そんな流れに合わせるように、ヤマハでも「セロー的」な新機種の投入を検討していると言われているのです。

その中でWR155Rが注目されているのです。
というのも、車体がコンパクトでそれなりのパワーを持っている特性が、セローに似ているからです。
このため、WR155Rが後継機の開発のベースになるのではないかとみられています。

WR155Rの2024年モデルのスペックについて紹介

今回発表されたWR155Rの2024年モデルですが、まず見た目が大きく変わりました。
カラーラインナップはブルーとブラックの2色のラインナップですが、いずれも新しいものに変わり、斬新なカラーリングにまとまっています。
ブルーの方はロゴ周りをメインにグラフィックが変更されました。
一方、ブラックのモデルはシアン系のフレームを使っているのが特徴的で、シックでありながら、どこか都会的なスタイリッシュさを感じさせてくれます。

サイズは2,145×840×1,200mm(全長×全幅×全高)で、エンジンはSOHC4バルブ水冷単気筒が搭載されています。
馬力は17psですから、国内の場合高速道路でも十分通行できるだけのポテンシャルを有しているといえます。
時速100kmは十分出ますし、環境次第では120kmくらいまで到達させることも可能です。

排気量は155ccと少し物足りなさを感じるかもしれません。
しかし実際に走行してみると、排気量の少なさは感じられないほどの高回転域の伸びが感じられます。
また、底付きしにくいところも魅力的で、セローの魅力の一つだったオフロード性能も十分担保されているといっていいでしょう。
オフロードをツーリングで楽しみたいと思っているのであれば、WR155Rはおすすめです。

ただし問題になりそうなのがシート高で、シート高は880mmとなっています。
このため、それなりの体格でないと足着き性で問題になるかもしれません。
セローの830mm並みのレベルにまで改良してくれれば、より使い勝手のいい機種になるでしょう。